病気をあまり心配しなくていい便秘とは

 

さて、ここまで「病気かもしれない、まずい便秘のサイン」や「便秘になる病気」についてお話ししてきましたので、

 

ひょっとしたら「便秘そのものがとても怖い、もう、便秘になったら病気を疑わなければいけなくなるかも」と思ってしまわれたかもしれませんね。

 

ですが、病気をあまり心配しなくてもいいタイプの便秘もあります。

 

ここではそれについてご説明しましょう。

 

「2日に一度の排便」でも大丈夫なケースとは?

 

便秘といえば、
「毎日規則正しく便が出ない状態」だと思っている人が多いですよね。

 

もちろんそれも正しい認識のひとつなのですが、だからといって
「2日に一度しか排便しない状態がずっと続いているから、私は便秘」などと思いこんでしまうのは考えものです。

 

たとえば少食の人であれば、
「毎日出すほどに便が溜まらない」ということもあるわけですからね。

 

タチの悪い便秘かどうかを判断するのは、むしろ、
便の状態やにおい・残便感、強いおなかの張りや苦痛
などといったもののほうが重要です。

 

 

毎日の排便があっても、
「ずっとコロコロ便」「においがきつい」「毎日排便してもスッキリしない」「いつもおなかが痛くなる」
などといった状態があるほうがまずいんですよ。

 

たとえ2日に一度の排便でも、
それでスッキリできてにおいも少なく便の状態も異常なく、何の苦痛も不快感もないなら、それはそれでOKです。

 

生活環境が変わった時の便秘

 

 

引越しや転職・結婚などでこれまでと生活が変わった場合、
神経がどうしても緊張したり高ぶったりしやすい状態になるので、
「引っ越したとたん、便秘になった」などという場合は、しばらく様子見でもほとんど問題ありません。

 

新生活に慣れてきた頃に便秘も治まってくれば、
「その便秘は問題のない、一過性のものだった」
と思っていいでしょう

 

生理前の便秘

 

 

女性の場合、生理前に便秘になるケースは少なくありません。これは生理前のホルモンバランスの変化の関係で、「黄体ホルモンが増えて腸内の水分を吸ってしまう」というのが主原因とされています。

 

逆に生理時には、経血などを体外に排出させるために膣や子宮を収縮させるメカニズムが働くのですが、これは大腸にも働きかけの影響が来て、便通が良くなるのが普通です。

 

「生理前は便秘になるけど、生理中は便通が良くなる」
というのであれば、これも問題なしの範囲ですよ。

 

妊娠時の便秘

 

 

女性は、妊娠時もホルモンバランスの変化と、
胎児の成長によって腸も圧迫されてくるという物理的理由から、
便秘になりやすくなります。

 

妊婦の便秘は、ある意味「あって当たり前」といっていい状態

 

ですからこれも特に病気そのものを心配する必要はありませんが、胎児がいる分、便秘によるさらなる圧迫で苦しくなることもありますので、医師に相談してみることをおすすめします。

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