病気が原因の便秘じゃなくても、治療したほうがいいって本当!?


 

さて、このサイトでは「便秘になる病気」についてのお話をしてきましたが、それだけを見ると
「ああ、私の便秘は病気のシグナルじゃない、普通の便秘だったから大丈夫」と安心してしまう人もいるかもしれません。

 

ですが本当にそれでいいのでしょうか?
「病気が原因で起こった便秘ではなければ問題なし」という考え方に、問題はないのでしょうか。

 

普通の便秘でも要注意!便秘は万病の元

 

結論から言うと、「今の便秘が病気のシグナルではなかったとしても、
便秘が慢性的に続いている以上は、それを解消したほうがいい」というのが正解です。

 

もちろん、「毎月生理前だけ便秘になる」など、ホルモンバランスの乱れによる一時的な便秘は特に問題ありませんし、
「引っ越したとたん便秘になった」など、環境変化のストレスによる便秘なら、生活が落ち着いたら便秘も解消する可能性があるので、しばらくは様子見でもかまいません。

 

ですがそうした一時的なものではなく「私は何年も慢性的にずーっと便秘」という状態の人は、ひと言で言えば、「便秘になるような不健康な腸の状態を、長年放置している」ということになるんですよ。

 

便秘で食べ物が体内に長く留まると腐敗して毒素を出してしまうので、腸内の環境は決していい状態ではなくなってしまうのです。毒素だらけの腸をずっと放置しておくと、そのうち病変ができるなどの「不具合」が起こってしまうのは、ある意味必然とも言えます。

 

ですから便秘体質の人は、まずは今すぐにでも、生活習慣の見直しをはじめとした自分でできる便秘対策をやってみましょう。
そして、自分なりの便秘対策をしばらく続けてみても便秘が改善されないようなら、医師による治療を受けることを考えてみるべきですね。

 

医師は「普通の便秘の治療」をしてくれるの?

 

さて、ここで気になるのが
「病気が原因ではない便秘だったら、それこそ病気じゃないんだから、病院に行っても治療はしてもらえないのでは」
ということですよね。

 

ですが実際のところ、そんな心配はいりませんよ。
なぜかというと、医師が便秘を放置することはほとんどありません

 

消化器科や胃腸科で便秘を調べてもらった場合、たとえ何の病気も見つからなかったとしても、「何もなかったですからよかったね」で帰されるのではなく、たいていの場合は食事療法や投薬による治療が開始されるんですよ。

 

つまり、医師にとっても
「たとえ普通の便秘であっても、治療しなければ健康をいずれ害する可能性が高い」
という認識があるということですね。

 

投薬治療では下剤や座薬が使われますが、下剤は「習慣性」が少ないものが使われますし、
座薬についても「単に便を出すだけ」ではなく、座薬から出るガス等で腸を刺激し、腸の「便意の反射」の力を回復させる目的も兼ねたものが使われたりします。

 

もちろん、もっと強力な下剤や座薬を使えばすぐに一時しのぎはできるのですが、
医師による便秘治療は一時しのぎでなく、最終的には「腸の機能を健康な状態にして、
正常なサイクルの排便ができるようになる」という状態を目指すことになります。

 

そのため、治療には時間がかかることもあるかと思いますが、そこは医師を信頼して、「ゆっくり、じっくり治していく」という心構えを持って下さい。

 

「治療から何ヶ月もたつのに、まだ治療が終わらない!」
などと短気を起こしては、そのストレスが便秘の改善を妨げてしまいますよ。

 

「長く放置していた便秘だからこそ、治るのにもそれなりの時間がかかるのは当たり前」と考えておきましょう。

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