えっ!?健康診断だけでは大腸がんは発見できない?

 

便秘を招く病気の代表格である、大腸がんの発見経緯といえば
「会社の健康診断の、便潜血検査で引っかかり、大腸がんを発見できた」
というケースが多いので、「便潜血検査を年に一度やっていれば、大腸がんは発見できる」と考えている人も多いでしょう。

 

しかし実はそうではないのです
便潜血検査では、見逃されてしまう大腸がんも少なくないのですよ

 

便潜血検査で分かる大腸がんは進行している可能性あり!?

 

「大腸がんの早期発見のために便検査」などという言葉をよく聞くので、
便潜血検査は大腸がん早期発見にもっとも適した方法だと思われがちですが、実は、
便に血が混じるような状態の大腸がんは、「かなり進行している」という状態であるケースも少なくないのです。

 

というのも、まだ出血をともなわないレベルの早期であれば、当然のことながら便に血が混じったりしないからなんですよね。
ガンがある程度進行し、腫瘍が破けるなどして出血するからこそ、便潜血検査で引っかかるのです

 

ですから「便潜血検査では、早期の大腸がんの半分も見つけられない」という医師も少なくありません。むしろ、便潜血検査で引っかかるのは痔の患者のほうが圧倒的に多いとか。

 

こうした実情を見ると、「ちょっと便秘で気になる症状はあるけれど、毎年会社で健康診断を受けてるし、
便潜血検査で何も異常ないから安心」と過信するのは禁物だということが分かりますね。

 

ほとんどの大腸がんを発見できる切り札とは?

 

便潜血検査だけでは、見逃されてしまう大腸がんも多い・・・では、
早期の大腸がんもほぼ確実に見つけられる「切り札」とは何なのかというと、「大腸内視鏡検査」です。

 

これはその名の通り、
肛門から大腸に内視鏡を入れて、腸の内部映像を実際にモニターでしっかりと確認していくという検査法です。

 

 

医学の進歩で内視鏡の映像も昔よりずっとクリアになっており、
ほんの少しの病変でも見つけやすいというのが最大のメリット。
現在のところ、大腸がんの発見に対して、もっとも精度が高い検査法だと言われています。

 

また、大腸内視鏡検査は、「とにかく目視できる病変があれば分かる」というものですので、

 

大腸がんだけでなく良性のポリープや、過敏性腸症候群・潰瘍性大腸炎・クローン病
などによる病変も見つけやすいというのが大きなメリットです。

 

40歳を超えたら大腸内視鏡検査を受けよう!

大腸内視鏡検査は、肛門から内視鏡を入れるということで「恥ずかしいから嫌だ」と思って避ける人も多いですが、
医師はそんな光景は日常ですので何とも思いません。勇気を出して、大腸内視鏡検査を受けましょう。

 

大腸内視鏡検査を受けるべき人は、40歳以上の人。
この年代あたりから、大腸がんのリスクが上がってきますからね。最初に検査して何の問題もない人であれば、その後は5年に一度の大腸内視鏡検査を受けるようにするといいでしょう。

 

ただし、大腸がんにかかった身内がいる人や、肉類や脂っこいものをよく食べる人などは、たとえ最初の検査で異常がなくとも、大腸内視鏡検査の頻度を3年に一度ぐらいに増やすのがおすすめです。